Windows Subsystem for Linux(以下WSL)で、 Webの開発を始める際に行った環境構築についてのメモです。 お試しする際は自己責任でお願いします。 (WSL1の情報です)
# 優先度高めな設定
# Linuxbrewのインストール
パッケージ管理のためにLinuxbrewをインストールします。 macOSでお馴染みのHomebrewのLinux版です。
https://docs.brew.sh/Homebrew-on-Linux
# ホストへのシンボリックリンクを張る
WSLのホームディレクトリはWindowsのものとは異なる場所にあります。 Windowsのホームと同一にする手段などもありますが、 その方法には安全性に問題があるようなので、 /mnt/c/にシンボリックリンクを張る方法を採用しました。
https://www.clear-code.com/blog/2017/11/8.html これにより、ホスト側のファイルにアクセスしやすくなります。
# /mnt/c/のパーミッション変更
/mnt/c/以下のファイルは、 Linuxファイルシステムのメタデータを持てないので、権限の変更が行えません。 これが原因でnpm installなどに失敗することがあります。 以下の記事を参考にメタデータを扱えるようにします。
https://qiita.com/remin/items/a726128ab388cb73d9ee
# 優先度低めな設定
# ビープ音を消す
無効な入力をした際など、 ことあるごとにビープ音が鳴りうるさいので、設定から消します。 以下の手順が参考になります。
https://azukipochette.hatenablog.com/entry/2018/06/20/012641
# ターミナルエミュレータの変更
デフォルトのターミナルエミュレータは機能不足だったので、 高機能なものに変更しました。 WSL向けだと以下のものが人気なようでした。
- Hyper
- Fluent Terminal
- wsltty 私はwslttyを導入しました。
http://tanakh.jp/posts/2011-11-15-windows-terminal.html
# Shellの変更
デフォルトのshellをbashからfishに変更しました。 この辺になるとWSL要素が薄いですが、一応・・・。
https://qiita.com/noanoamn/items/508a6f51a6b1cc4ef46c fishはデフォルトでも様々な便利機能が使えるので便利です。
# まとめ
WSLでもいい感じに開発が行える環境ができあがったはずです!